歌を詠む鳥
少年時代 胸を躍らせて読んだ「 三国志 」
後に蜀を興した劉備玄徳の招きに応じて
軍師( 後に宰相 )として活躍した「 諸葛孔明 」が主人公の壮大な物語だが
その孔明が夥しい軍を動かすにあたって苦労したのが食糧
特に新鮮な野菜の補給には苦心したらしい
それを解決するために軍を進める先々で大根を植えた
大根のことを 諸 葛 菜 とも称す所以である
この時期になると河川敷を覆いつくす繁殖力を見るにつけ
孔明の先見の明の凄さが見えてきます
PR
カワヅザクラ・カンヒザクラ・ヒガンザクラ・シダレザクラ・エドヒガン・ソメイヨシノ
・
・
・
etc
・
・
・
やっと終わりました
それぞれのよさがあるが
自分はなんといってもヤマザクラ派
それも数年前からはお気に入りの場所にばかり通っています
今年も
まったく気配がない時期から
芽吹き・ふくらみ・開花し・満開となり・散り終えるまでの一部始終を
しっかりとこの目に焼きつけさせていただきました
しかも 別に隠してるわけではないが殆ど人影を見ず
その一望をほぼ独り占め状態での鑑賞です
明日あたりで終わりだなと思った最終盤の夜 春雨が降り
翌日雨上がりに駆けつけて待つと
霧が流れる中に
幻想的な風景が浮かび上がりました
今年もこれを見せてくれたか !!! と しばし感動 !!! に浸りました
やっと終わってほっとしています
あんなのにいつまでも咲いていられたんじゃあ
たまったものじゃございません
そして葉桜・・・新緑の季節へと進み
間もなく改元です
咲いてる間にオオルリにお目にかかりたい !!! の願いは
今年も叶いませんでした
サクラオオルリはならず !!!
昨秋旅をしたタイでは
特に意識して
寺院を訪れたわけでも僧侶に会う機会があったわけでもないが
市井の人々の営みを通じて感じた仏教の根付き方は
かなりの驚きだった
そして
小乗仏教と大乗仏教には
プロとアマチュアほどの違いが感じられ
小乗仏教に比べると大乗仏教のそれはオサムイものという印象だった
ある人は
大乗仏教はインチキだとまで評するが
その後の学びの結果 自分はそこまでは思わない
先人は
日本人特有のバランス気質に則した教義を広めたのだと思う
特定の教団にでも属していないかぎり
日本人の宗教観は大らかなもので
宗教戦争などはまず起こりえない
自分も「 HOKKE 」などと
ご大層なハンドルネームを名乗っているが
ご先祖が選び繋いできた教えに帰依しているだけで
さほどの宗教心があるとは思えず
宗祖・日蓮上人が知ればお叱りを受けそうなオサムイものだが
それが一般的な日本人の宗教気質なのかもしれない
他国に根付いた宗教観を羨み無い物ねだりをしても仕方ないので
ご先祖が選択し繋いできたものを
もう一度学びなおしたいと思っている
2019 ( 平成 ⇒ 令和 元号移行年 )・春
鎮西身延山・本佛寺にて