歌を詠む鳥
北部九州
水無月も残すところあと数日となった昨日やっと梅雨入りし
今朝は らしい雨 が降っています
統計をとりはじめてから最も遅い梅雨入りだそうで
NHK大分放送局の気象予報士も
私が認識してるだけでも 3回 予想を延期しました
いまは農業用水路が張りめぐされていて
克ってのような水争いはないが
水が足りなくて田植えが遅れているという声を
何ヶ所かで聞いていたので
やれやれ と 言ったところです
水瓶座の所為か
災害さへなければ梅雨は好きな季節です
一枚くらいは鳥の写真をと思うが今年はアマサギも見かけない
* 水に生まれ水に還らむ身とも思ふいま源流に詩歌は満ちて *
* 梅雨にこそにつぽんの美は極まると友云ひこしぬ水無月の夕べ *
PR
5年前に当欄でご紹介した
このユニークなペンネームの作者を覚えているでしょうか
前回は「ときめき昆虫学」を
今回は
「メメントモリ・ジャーニー」のご紹介です
いつも複数の本を同時に読み進むことが多く
今回は特に事情があって4冊を同時に読み進んだため
思わず時間がかかってしまった
人様のお名前を呼び捨てにするとはけしからん!
と思われる方は
例えば
「川端康成」を「川端康成さん」とは呼称しないのと同じに捉えていただけばいい
さて「メメントモリ・ジャーニー」だが
作者によると
メメント・モリは ラテン語で memento mori 日本語だと「死を想え」
ジャーニーは英語で journey 日本語だと「旅」で
この本は「旅」と「死」についてのエッセイ集である
と紹介している
長文のためその内容を端的にお伝えするチカラはないが
これまた作者の言を引用すれば
1) 旅先で心に浮かぶ、人生や故郷、家族や友人への思い
2)西アフリカ・ガーナで自分のためのオーダーメイド棺桶を
作りたいと思い立ってから、お金を集めて実際にガーナに
行き、棺桶を日本に持って帰ってくるまでのお話
3)東京に住むひとり暮らしの30代勤労女性が古いマンショ
ンを購入し、リノベーションを施して住まいを手に入れる
までの記録
としている
日頃、エッセイや人生訓めいたものは一切読まないが
縁あって彼女の父君から「ときめき昆虫学」をいただき
内容の面白さもさりながらその筆力に舌を巻いた記憶が鮮明である
今回の「メメントモリ・ジャーニー」も
詳しくは一読いただくほかないが
自分の棺桶を購入するためガーナまで旅するという愉快なストーリーの面白さと
ますます磨きのかかった筆力は特筆ものである
一読書人として これは!と思った作家が
某社の機関紙で歌人の 穂村 弘 と対談したりしながら
big になってゆくのは嬉しいですね
この作者もまた
ふるさと別府に思いを馳せながらも
己の新しい故郷を作るための
ある意味では 孤独な旅 を続けているのでしょう
彼女の真摯な生き方であれば
いつの日にかきっと 「本当の自分」 に会えると確信します
「是非付き」でお勧めします
購入予算がない方は
「ときめき昆虫学」も「メメントモリ・ジャーニー」も
大分市の図書館に所蔵しています
各地の図書館でも所蔵していると思いますが
できたら購入してください
一個人としては
この作家に 物語(小説)を書かせてみたい
などと思いながらこの項を終えます
ここは由布院駅と南由布駅の中間地点
厳正を期す方にはより南由布駅に近い地点と申し上げておく
由布岳を遠景に
水が張られた田園といまを盛りと咲き誇るハナウドの中をゆく
12:38 由布院駅発の下り特急 「 ゆふいんの森 」号を待っている
通過予想時刻は12:43分23秒05
12:44分02秒
カーブの向こうに列車の迫る気配がし
来た~~~!
と思ったら
???????
姿を見せたのは
これは 「 特急ゆふ 」 じゃん ?!?!?!
なんじゃと~?!?!?!
「 ゆふいんの森 」号はどうした?
スマホには常々使用している確かな時刻表
ダイヤ改正も聞いてない
???
駅に問い合わせてみると
「 ゆふいんの森 」号は
車両点検のため7月21日までは
博多駅 - 由布院駅 間のみでの運行となっております
ありゃりゃんりゃん こりゃりゃんりゃん
(;一_一)
HOKKE邸にはそんな連絡は来てないぞ~!
考えてみれば
もうながらくJRを利用したこともなく
( 最後に利用したのはいつだったかその記憶もない )
新装後の大分駅ビルには行ったこともない
そんなお客様でもなんでもない奴に
いちいち連絡する義理もないわなあ
(^-^)
そんなわけでございまして
7月21日までは
由布院駅より下り側の
由布院駅 - 別府駅 間では
「 ゆふいんの森 」号は運行しておりませんのでお知らせ申し上げます
(●^o^●)