歌を詠む鳥
いま仲間たちは
ヤマセミがよく撮れるということで忙しい
この川に詳しい仲間によると
基地周辺の流域が
鮎の生育に必要な苔が付きやすい様相で
例年よりも鮎の群れが多く
ここを狩り場とするヤマセミの鳥影が濃いというのだ
なるほど なるほど
いつものことながらこの御仁の言には説得力がある
基地からは
仲間たちがLINEを通じてリアウタイムで
その成果の画像や様子を伝えてくる
しからば小生もいざ出陣ということに
が
その朝は
帰省していたご先祖さまがUターンする日
ちよっとお見送りのご挨拶をと
法華経をたむけるなどしていたら出動時間が下がってしまい
現地に到着してみると
早くもヤマセミの鳴き声がしきりである
先着している仲間に迷惑をかけそうなので
基地は遠慮して下流の
あの橋のたもとで観察することにした
遠見ながら鳥影が濃いことがよくわかり
じゅうぶんに楽しませていただきました
台風がWで発生し近付いている予報
被害がないことを祈るばかりです
皆さんもご注意ください
そして
この川の様相も変わることが
ありませんように
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豊後大野市緒方町で例年この時期に行われる行事で
「小松明祭り」を端折って 「 こだいまつり 」と称す
江戸時代に豊作を祈願する虫除として始まったそうだが
いまはこの時期の一大イベントでもある
緒方平野一帯を埋め尽くす
1万数千本とも言われる松明が灯るさまは壮観である
広角のレンズをもってしても
10ヶ所はめぐらないと納まらないだろう
出会った地元の方によると
それぞれが自己所有の水田を担当して
一斉に点灯する決まりだそうだが
間断なく灯されるのは
行政と地元の意思疎通が素晴らしい証しであろうし
この行事にかける地元の人々の
並々ならぬ熱意を感じる
しばらく降っていないにもかかわらず
縦横に走る水路には水が満々と流れ
水車が心地よい音を奏で
見はるかす平野は隅々まで緑が濃い
今年も豊作でしょう
見はるかす稲穂 緒方は五千石 健人
湖畔で
サギソウと共に舞いを演じていた花々
* 連山の一角さへもいまだ識らず深きかなわが故山のふところ *