歌を詠む鳥
豊後大野市緒方町で例年この時期に行われる行事で
「小松明祭り」を端折って 「 こだいまつり 」と称す
江戸時代に豊作を祈願する虫除として始まったそうだが
いまはこの時期の一大イベントでもある
緒方平野一帯を埋め尽くす
1万数千本とも言われる松明が灯るさまは壮観である
広角のレンズをもってしても
10ヶ所はめぐらないと納まらないだろう
出会った地元の方によると
それぞれが自己所有の水田を担当して
一斉に点灯する決まりだそうだが
間断なく灯されるのは
行政と地元の意思疎通が素晴らしい証しであろうし
この行事にかける地元の人々の
並々ならぬ熱意を感じる
しばらく降っていないにもかかわらず
縦横に走る水路には水が満々と流れ
水車が心地よい音を奏で
見はるかす平野は隅々まで緑が濃い
今年も豊作でしょう
見はるかす稲穂 緒方は五千石 健人
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