歌を詠む鳥
ブッポウソウにきちんと向き合ったのは何年ぶりだろうか
決して魅力がない鳥ではない
むしろ夏を代表する鳥として
「森の宝石」と称えられるその美しさは
ほかのどんな夏鳥と比べても遜色ない
ただ当地ではあまりにも身近でポピュラーすぎるのかもしれない
そんなブッポウソウにこの夏数日通い続けたのは
先に通い始めた仲間が
今日はこうだ明日はこうなると
リアルタイムでその魅力を伝えてくれたからにほかならない
肝腎な局面には日程の都合で立ち会えなかったが
この夏を代表する鳥の美しさに
あらためて向き合えたことに感謝です
一昨年の夏
ことしの夏はことのほか暑いと思った
昨年の夏は
去年よりずっと暑いと思った
そして今年の夏は
去年よりも更に暑く感じる
昨夏は熱中症らしき症状も体験した
皆さんもくれぐれもご注意ください
あなたがいま自分は不幸だと思うなら
あなたより
一見幸せそうに見える人々
から目を逸らしなさい
自分より美しく魅力的に見える人々と
ひとまず距離をおきなさい
そしてコジュリンをみならいなさい
ユウスゲとコジュリンのコラポ狙いで草原に出かけた
道草を食って時間が遅くなったが
それでもユウスゲがポチポチと綺麗に咲いている
コジュリンも居る
だが綺麗に開いている花にはなかなかとまってくれない
花が終った茎やこれからと思われる茎
そのほかの枝にばかりとまる
この日はなんとなく鳥語がわかった ? ので
なぜお花にとまらないのか聞いてみると
あの綺麗なユウスゲの花の近くにとまると
自分が見劣りするからとまらないのだという
納得
きみはジンセイの達人だ
ハナウドによくとまってくれたオオヨシキリ・コヨシキリは
かなりの自信家ですね
コジュリンは綺麗に咲いたユウスゲを羨み
ユウスゲは自由に飛べるコジュリンを羨む
草いきれでむせ返るような暑い暑い某日昼下がり
時折り強い風が吹く草原にて
いまだ木鶏たりえぬHOKKE記す