歌を詠む鳥
所用で別府へ
別大国道に出て別府湾を望むと日頃みかけない大きな船影
そういえば大型客船「なんとかかんとか」が入港するという報道があったような
よし 時間に余裕があるからこれを撮ってやろう
右折して田の浦ビーチへ
大型客船を撮影し
ついでに別府の遠景もおさめることにする
春霞が濃くて鮮明ではないが海側から見る別府の遠景はまことに美しい
昔から東洋のナポリと呼ばれ
いまも
そう呼びたい人が居て そう呼ぶ人が居る
それも
うなづける
自分が若い頃には
「ナポリ」というビッグキャバレーもあり
しのぶさん という
自分より少し年上のきれいなオネエサンが居た
絶対に好かれていると思い
せっせと給料を運んだが
そのうち一緒に通う同僚たちが
俺 しのぶさん に好かれてるようだ
と次々に言いだした
あちゃ~!
これぞ彼女のプロの技でしたか!
いまではまったく夜の街に出かけることはなくなったが
別府の夜にかっての賑わいはないという
しかし
時折り遠望する別府の夜景は
変らぬきらめきをみせていまも魅惑的である
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