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  birds which write poems  

                                                                                                  歌を詠む鳥

稜 線 燃 ゆ





 

* 沈むにあらず裏に昇ると稜線を染めて壮んなる夕の日輪 *

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冬 う ら ら



今冬はことのほか寒さが厳しそうだが

昼は

冬とは思えないほどぽかぽか陽気の日もあり

お身体さんがとまどっております




鳥のいる風景

 





鳥のいない風景

 




世間は新年に向かって慌ただしいが

自分は終活の一環として

数年前から年賀状もやめたので

すこぶるのんびりしたものでございます



子供の頃は指折り数えて待った正月も

待ち遠しくもなんともない



「HOKKEさん それはお年寄りのいうことですよ」



はいはい

わたくしめも立派な

高貴 高麗者 になりましたけん

諸 行 無 常



先日早朝

遠縁の男性の訃報が入りました

各地から初雪の便りが届く冷え込みのきつい朝でした



諸々の予定を変更して駆けつけ

ご遺体に法華経をたむけ

遺族の皆さんへお悔やみを述べたあと

翌日の葬儀等へ向けて準備のお手伝い

田舎はまだ自宅葬が結構あります

通夜に参列し片づけを終えたのが21時

長い一日でした


 


こうして仏事に参列しながら

人は少しずつ

己の覚悟をせまられます



諸行無常

奢れる人も久しからずただ春の夜の夢のごとし

猛き者も遂には滅びぬ偏へに風の前の塵に同じ



「生を得て滅せぬもののあるべしや」

この理から逃れるすべは誰にもない

しかしこの時代を共に生き

歴史を作ってきた一員であることはまぎれない事実です


* 我もまた歴史を担ふ男子にて無冠といへどまぎれなく一 *

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