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  birds which write poems  

                                                                                                  歌を詠む鳥

鷺   草


以前から

そこにサギソウが生息していることは聞いていた

だがピンポイントがいま一つはっきりしなかったことと

開花期が盆前の多忙期と重なるため

ゆく機会がなかったが

今年は時間がとれ

Hachimanさんのおかげでピンポイントもわかり

昨日 数年来の念願を果たしてきました



晴天下での白い対象は撮影が難しい

帰宅してPCで開いてみると

撮影しながら危惧していたとおり

多くが白飛び気味だ

雨天か曇天の日にもう一度行ってみるか

などと思いながら編集している

花のいのちは短い

再度行けたとしても盛りは過ぎているだろうし

同じ花弁には恐らく遭えない



花との出遭いも

鳥との出遭いも

そしてあなたとの出会いと別れも

一期の大切



この一年も

あの日あの時あの場所で会ったのが最後だったか

と振り返りみる別れがあり

その初盆を何件か迎える



 



よいお盆をお過ごしください













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八 月 十 五 日


数年前から

年賀状も暑中見舞いも止めた

それでも律儀に下さる方が数名います

ありがとうございます

一昨日いただいたのは

すでに 「 残暑お見舞い申し上げます 」

季節は移ろう

先日は早くも旅鳥の情報が入ってきました



そしてまたやってくる八月十五日

日本人にとって8月15日は格別の日だが

そんな追憶にひたる世代は少なくなる

自分が日清・日露戦争のことを知らないように



 



ことしは少し早めに墓苑の清掃をすませました



















 影 迎 木


と、ある 小じんまりした八幡社の境内に聳える楠の大樹

尊名を えいげいぼく と称す



案内板には

北朝の延安元年 ( 1356 年 )

この楠に八幡大神の姿が現れたので

社殿を建てて祀ったと伝えられている

と記されている



推定樹齢 800年超

樹 高  30m

樹 囲  11m


県内には

某大社の推定3000年の楠をはじめ

大樹・巨樹にはことかかないし

九州各地にも数千年級の大樹が多数あり

その多くを見たが

この影迎木が

それらの先輩大樹に比肩する貫禄を見せるのは

この地の土壌の肥沃さと

この樹種としては

いままさに壮年期を迎えていることに起因すると愚考する



遠望すると

平野の一角に小高い丘のあるごとき錯覚を覚えるこの大樹に

パワーを戴こうと定期的に訪れる人も居るという




 




現存する人類の

誰も居ない時からここにあり

現存する人類が一人も居なくなったあとも

恐らくここに立ち続ける



いかなる大樹も

その樹齢は

古文書や地域に伝わる言い伝えによる

推定樹齢であり

たしかな実齢は誰も知らない














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