歌を詠む鳥
大分県にある国宝は4件・・・木造建造物2件・彫刻1件・美術工芸品1件です
ここでは
美術工芸品「孔雀文磬」(宇佐市・県立歴史博物館蔵)を除く3件をご紹介します
Ⅰ 臼杵磨崖仏
平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて造られたとされる石像で
確認されている59躰が一括指定されています
磨崖仏としては全国唯一 彫刻としても九州唯一の国宝であり
中でも古園石仏群の大日如来像は
日本における仏像の最高傑作とされるようですが
私も訪れる度に自然と頭を下げてしまいます
作者名が明らかにされていないところをみると不明ということでしょうが
遠い昔
このような品位と美しさを兼ね備えた彫刻ができる
無名の仏師が居たことに驚きます
古園石仏群・大日如来像
古園石仏
おりよく訪れていたお嬢さんにモデルをお願いして
写真は何れも今年の「石仏火まつり」にて
= 臼杵市深田 =
Ⅱ 富貴寺大堂
九州で唯一残る平安時代の建造物で
宝形造の阿弥陀堂です
= 豊後高田市蕗 =
Ⅲ 宇佐神宮本殿
宇佐神宮は全国4万あまりある八幡社の総本宮で
その本殿が
切妻造・桧皮葺の社殿が3棟並ぶ八幡造の原型として貴重とされ
国宝に指定されています
宇佐神宮本殿
この部分が国宝です
残念ながら10年ごとに天皇により勅使が遣わされる
祭礼が来年ということで現在大改装中
ご覧のように背景には工事の足場が写ってしまいます
独特の朱色も褪せ気味ですが
工事完了の暁には鮮やかに蘇ることでしょう
= 宇佐市南宇佐 =
全国の皆さん
秋のお出かけは大分がお勧めですよ
おいでくだされ
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