歌を詠む鳥
あなたがいま自分は不幸だと思うなら
あなたより
一見幸せそうに見える人々
から目を逸らしなさい
自分より美しく魅力的に見える人々と
ひとまず距離をおきなさい
そしてコジュリンをみならいなさい
ユウスゲとコジュリンのコラポ狙いで草原に出かけた
道草を食って時間が遅くなったが
それでもユウスゲがポチポチと綺麗に咲いている
コジュリンも居る
だが綺麗に開いている花にはなかなかとまってくれない
花が終った茎やこれからと思われる茎
そのほかの枝にばかりとまる
この日はなんとなく鳥語がわかった ? ので
なぜお花にとまらないのか聞いてみると
あの綺麗なユウスゲの花の近くにとまると
自分が見劣りするからとまらないのだという
納得
きみはジンセイの達人だ
ハナウドによくとまってくれたオオヨシキリ・コヨシキリは
かなりの自信家ですね
コジュリンは綺麗に咲いたユウスゲを羨み
ユウスゲは自由に飛べるコジュリンを羨む
草いきれでむせ返るような暑い暑い某日昼下がり
時折り強い風が吹く草原にて
いまだ木鶏たりえぬHOKKE記す